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#N/Aの意味
N/Aは「ノーアサイン」と読みます。意味はNot Available Valueで[値が利用不可]です(読みと意味が若干違いますが…)。引数が参照範囲内で見つからないときに出るエラーです。例えばVLOOKUP関数 で、検索しようとした値が参照範囲内に見つからないときに#N/Aが返ります。
#N/Aが返る理由
#N/Aエラーを参照している
参照先が#N/Aの場合、#N/Aが返ります。参照先のエラーを修正するか、エラーハンドリングして非表示にする等の処理を選択します。
引数[検索値]が参照範囲内に存在しない
値に意図しない空白が付いている場合、見た目では判断できませんがデータ上は「別の値」になるので#N/Aが返ります。注意して下さい。
空白を削除するには検索と置換が便利です。
データの型が引数と参照値で異なる
近似値検索でデータが昇順に並んでいない
データが昇順に並んでいない状態で、VLOOKUP関数やMATCH関数の引数である検索方法完全一致以外を使うと#N/Aが返ることがあります。
回避できないN/Aエラーは非表示にする
- 参照値が見つからないときに#N/Aが返る
- エラーを表示しないならIFERROR関数でエラーハンドリングする
- 文字列と値の違いに気を付ける
- 空白がデータに紛れ込むと正しく検索できないので注意
- 近似値検索はデータを昇順に並べる
#N/Aエラーは見かける頻度が多いです。意味を理解してしっかりと対処しましょう。検索値が存在しないケースが帳票によっては発生します。エラーハンドリングで処理するようにしましょう。
別のエラーも解説しています。よかったら読んでみて下さい。
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