#NULL!は積集合で要素を一つも持たない場合に返されるエラーです。「?」となるかも知れませんが理屈が分かれば簡単です。
目次
積集合は” “(半角スペース)で指定する
- =SUM(A1:C2 A1:B3)
この式は12を返します。A1:C2とA1:B3の重なる部分(積集合)を合計します。
#NULL!が返されるケース
では、実際に#NULL!が返されるケースを見てみましょう。
- =SUM(B1:C1 A1:A3)
B1:C1とA1:A3は重なる部分がありません。積集合の要素が空なので#NULL!が返ります。
ほとんどの場合が入力ミスで発生する
#NULL!で困っている人は、おそらく積集合を使用していないと思います。では、なぜこのエラーが発生するのでしょうか?おそらく、積集合を指定するつもりがなくても間違って指定しているケースです。
A1セルからC3セルを合計しようとした場合
誤 =SUM(A1 C3) :と” “(半角スペース)を間違えているので#NULL!が返ります。
正 =SUM(A1:C3) エラーは返らずに範囲内の数値が合計されます。
まとめ
- ” “(空白)は積集合の演算子にもなる
- #NULL!が返されたら:(コロン)や,(カンマ)と” “(半角スペース)を間違えていないか確認する
その他のエラーも別のページで解説しています。よかったら読んでみて下さい。
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