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#REF!の意味
#REFエラーは、無効なセルを参照すると出るエラーです。「REF」は英語のREFerence(リファレンス:参照)の頭文字を取っています(多分)。カタカナで「リファレンスエラー」と覚えれば分かりやすいです。
「無効なセル参照」さえ理解できれば、おのずと修正方法も分かります。次項から、参照が無効になるケースを紹介します。
参照が無効になるケース
参照しているセルが削除されている
数式を作成した後に、参照しているセルを削除すると#REF!を返します。
例えば、このような表でD列に
=B列*C列の式が入力されている場合、
B列を削除するとC列(元D列)が#REF!を返します。
不正な参照を含む関数
関数内で指定した参照範囲から外れたセルを参照すると#REF!を返します。
VLOOKUP関数の場合
- =VLOOKUP($G$1,$A$2:$D$5,5)
引数列番号が5になっています。参照範囲は4列(A列~D列)しかないので範囲外となり、#REF!を返します。
INDEX関数の場合
- =INDEX($A$2:$D$5,3,5)
引数[列番号]が5になっています。参照範囲は4列(A列~D列)しかないので範囲外となり、#REF!を返します。
OFFSET関数の場合
- =OFFSET(B1,-1,,)
引数行の指定が-1になっているので、シート外を参照する事になり、#REF!を返します。
INDIRECT関数または動的配列数式が閉じているファイルを参照する
- =INDIRECT(“‘[test.xls]”&A1) …別のファイルを参照している場合、そのファイルが閉じていると#REF!を返します。
エクセルのバージョンが古い場合
EXCEL2007より古いバージョン(97–2003)は行列数が65,536行×256列しかありません。古いバージョンでファイルを開いて、そのファイルが65,536行×256列より外を参照していた場合は#REF!を返します。
その他のエラーも解説しています。気になる項目があれば、是非読んでみて下さい。
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